腰痛を楽にする方法『精神的ストレスが原因（心理的要因）』

腰痛とストレスの関係についてまだまだメジャーでは無いが、ここ数年は慢性的腰痛は鬱傾向があり、抗うつ剤が処方されるケースも増えてきている。

ストレスやうつなどの精神的要因が痛みを招く慢性腰痛とは

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ストレスと腰痛

昔だと胃潰瘍や十二指腸潰瘍等になるとストレスですね！と言われていたが、今は良い薬が出て、薬でほとんど対処出来るようになった。

（穴が空いた場合は別ですが）それで慢性腰痛や慢性頭痛等心身症的は感じで腰痛が現れる。という説もあります。

目次

心身症の分類

心身症とは簡単に言うとストレスの影響が身体に現れる病気で、病名では無く病気の状態・状況のこと。

下はよく見られるセリエのストレス学説です。

でも僕はまだ身体に現れる方が良いと思っています。もし身体に症状が出ない場合は、メンタルを患うことが多いです。いわゆる鬱病等。

ですから身体症状ばかりが現れ、メンタルが大丈夫（表向きですが）な場合は仮面うつ病。色々な症状の出方がありますが、多いのは朝起床時の頭痛や日中の肩こり・フラフラする感じ、眩暈、動悸等パニック症状的な事が多いですね。

慢性的な腰痛だけで仮面うつ病というのはあまり聞いた事がありませんから、腰痛だけで無く他の様々な身体症状がある場合は要注意です！

構造的問題や内臓の問題等の腰痛でも書きましたが、全ては単独では無くお互いが密接に関係し合って腰痛（その他の症状も）を引き起こしますから、心理的ストレスが自律神経系（とうぜん脳も）を介して、それが血管や筋肉、内臓等に悪影響をもたらします。

この心身症的は腰痛の場合は今現在感じているストレスの反応のことが多いのですが、過去のストレスでも引き起こされる事があります。

PTSDによる腰痛

PTSDと腰痛と書くと語弊がありますが、過去の虐待や事故・事件等を受け、未完了な感情を抱えている方は、精神的に不安定になりやすく、慢性腰痛等が引き起こされやすい状態になります。

 

PTSD（心的外傷後ストレス障害）について

 

心的外傷後ストレス障害（PTSD）は、それを経験するか、それを目撃する恐ろしい出来事によって引き起こされる精神的健康状態です。症状には、フラッシュバック、悪夢、重度の不安、そしてイベントに関するコントロール不能な考えが含まれます。

外傷性イベントを経験するほとんどの人は、一時的な難しさと対処に時間がかかるかもしれませんが、時間とセルフケアが良ければ、通常はより良くなります。症状が悪化した場合、数ヶ月または数年間続き、日々の機能に支障をきたす場合は、PTSDがある可能性があります。

PTSD症状が発現した後に効果的な治療を受けることは、症状を軽減し、機能を改善するために重要であり得る。

症状

外傷後のストレス障害の症状は、外傷性イベントの1ヶ月以内に始まることがあるが、事態後数年まで症状が現れないことがある。これらの症状は、社会的状況または職場環境および関係において重大な問題を引き起こす。彼らはまた、あなたの通常の日々の仕事についてあなたの能力を妨げる可能性があります。

PTSD症状は、一般的に、侵入的記憶、回避、思考および気分の負の変化、および身体的および感情的反応の変化の4つのタイプに分類される。症状は時間とともに変化する可能性があり、人によって異なることがあります。

侵略的な思い出

侵入的記憶の症状には、

• 再発性の望ましくない悲惨な記憶の記憶
• 外傷性イベントを再び起こっているかのように（フラッシュバック）
• 外傷的な出来事についての夢や悪夢
• 重度の情緒的苦痛または外傷的事象を思い起こさせるものに対する身体的反応

 

回避

回避の症状には以下が含まれます：

• 思考を避けようとしたり、外傷事象について話したり
• あなたに心的外傷を思い出させる場所、活動、または人を避ける

 

思考と気分の否定的な変化

思考や気分のネガティブな変化の症状には、

• 自分自身や他の人や世界についての否定的な考え
• 将来についての不安
• 外傷事象の重要な側面を覚えていないなど、記憶上の問題
• 密接な関係を維持することの困難
• 家族や友人から離れた感情
• かつて楽しんでいた活動への関心の欠如
• 肯定的な感情を経験するのが難しい
• 感情的に麻痺を感じる

 

身体的および感情的反応の変化

身体的および感情的反応（覚醒症状とも呼ばれる）の変化の症状には、

• 驚いたり驚いたりする
• 常に危険にさらされている
• あまりにも多くの飲酒やあまりにも速い運転などの自己破壊的行動
• 寝られない
• トラブルの集中
• 過敏性、怒りの爆発または攻撃的な行動
• 圧倒的な罪悪感または恥辱

 

6歳以下の子供には、徴候や症状には次のものも含まれます

• 演劇を通じて外傷性の出来事または外傷性の出来事の側面を再現する
• 外傷性の出来事の側面を含むかもしれない恐ろしい夢

 

腰痛とは離れてしまってみえますが、心理的要因で起こる慢性的な腰痛は、深い部分ではこの辺りまで考えないといけませんから、もし思い当たる節があれば、整形外科では無く、精神科か心療内科へ！

 

心理的逆転について

心理的逆転という概念があります。

腰痛を治したい！私と無意識に治したくない！私。

少し怪しく感じるかもしれませんが、

 

このように精神的な要因で起こる腰痛は非常に難しく一般の整形外科や整体・鍼灸・治療院等では対処が難しいと思います。今現在のストレスで起きている心理的要因の腰痛はそれほど難しくはありませんが、根が深いモノは、精神科や心療内科・カウンセリング等が必要になる場合もあると思います。

自力で治したい方は？

精神的ストレスが要因で腰痛になっていると思える方は、先ずはストレスを感じることに対しての考え方・捉え方を少しでも楽になるように練習したいのですが、認知行動療法を勉強すると少し役立つかもしれません。

認知行動療法（CBT）は、うつ病、不安障害、アルコールおよび薬物使用の問題、婚姻の問題、摂食障害および重度の精神病を含む様々な問題に有効であることが実証されている心理的治療の一形態です。数多くの研究研究は、CBTが機能および生活の質の有意な改善につながることを示唆している。多くの研究では、CBTは、他の形態の心理療法または精神医学的治療と同等またはそれ以上の効果があることが実証されています。

CBTの進歩は、研究と臨床の両方に基づいて行われていることを強調することが重要です。実際に、CBTは、開発された方法が実際に変化を生むという十分な科学的証拠があるアプローチです。このようにして、CBTは心理的治療の他の多くの形態とは異なる。

CBTは以下のようないくつかの基本原則に基づいています。

1. 心理的な問題は、部分的には、誤った、あるいは役に立たない考え方に基づいている
2. 心理的問題は、部分的には、役に立たない行動の学習パターンに基づいている。
3. 心理的な問題に苦しんでいる人々は、彼らに対処するより良い方法を学ぶことができ、それによって症状を軽減し、より効果的になります。

・CBT治療は、通常、思考パターンを変える努力を伴う。これらの戦略には、問題を作り出している思考の歪みを認識し、それを現実に照らし　て再評価することを学ぶ。

• 他人の行動や動機をよりよく理解する。
• 困難な状況に対処するための問題解決スキルの使用。
• より自信を感じることを学ぶことは、自分自身の能力です。

認知行動療法を独学で学ぶことは難しいかもしれませんが、下記の本が少し早くだつかもしれません。

そして、一般的に言われるようにストレス解消ですが、出来れば身体を動かすこと（運動）がベストです。ストレス解消でアルコールや美味しい食事を食べる、スイーツを食べるは×です。（笑）

ただ運動が良いからと言って、運動大嫌いな人が行うとストレスなので、その場合は歩く事、ウォーキングをオススメします。

大事な事は気持ち良かったり・心地よく感じるモノが良いです！

少し上級者は瞑想（マインドフルネス）や自律訓練法はかなり役立ちます！

 

 

あとは呼吸法です！

色々な呼吸法がありますので、こちらも簡単では無いのですが、苦しくない呼吸法から始め、今よりも深く・ゆったりと呼吸出来るようになる事が大事です。